久しぶりの平日休み、午前中は美容院に。
そのまま近所の園芸店やホームセンターをぶらり旅しました。
『見切り品コーナー』
この時期によくあることなのでしょう。
ホームセンターの一角に、葉っぱが傷み、見た目の悪い観葉植物が集められていたのです。それも、値引きシールが貼られて。
それとなく見ていると、何か寂しげに訴えてくる『アンスリウム』と目が合いました…。葉っぱ一枚で弱々しいこのアンスリウムに縁を感じ、素人にできる限りの養生をしてみようと持ち帰ることにしたのです。(2025年12月11日購入)
アンスリウム クリスタリナム×クリスタリナム
-Anthurium Crystallinum×Crystallinum–

葉っぱの色は薄く、葉先は黄色くなって枯れており、黒く腐っている気根もあります。
値段は見切り品のため、4,378円(税込)が1,000円(税込)に。


12月ですが、根っこを確認して対策するため、植え替えすることにしました。
元気なクリスタリナムはこちら↓
『クリスタリナム』×『クリスタリナム』って?
植え替えの前に、今回学んだことを記載します。
縁を感じて買うことを決めたため、品種はあまり気にしてなかったのですが、よくよくタグを確認してみると『Crystallinum × Crystallinum』と書かれており、同じ品種同士の交配表記でした。

『×』の前が母親(種を作る株)、『×』の後ろが父親(花粉を与える株)ということは知っていたのですが、共に同じ品種が記載されているものは初めてだったのです。
「表記間違いかなぁ」と思いつつ持ち帰ったのですが、自宅に戻って調べてみると『クリスタリナム×クリスタリナム』は、『クリスタリナム』同士を交配したものなんだそうです。つまり、『クリスタリナム』を両親に持つ、「子株」or「実生苗」だという事です。
表記を疑ってすみません!ひとつ勉強になりました。
弱ったアンスリウムの『植え替え』に挑戦
このまま管理しても、回復しないと思ったので植え替えです。
鉢から出すとこんな感じ。根元部分に水苔が詰められていて、その周りをパーライトやココチップが覆っています。水苔で育てていた株に、そのまま用土を足して鉢増ししたのではないかと推測しました。

パーライトやココチップをはらうと、軽く異臭が…。水苔の中から臭うようでした。

そこで、水苔を全て取り除くことに。
押し詰められた水苔を、丁寧にほどきながら抜き取ります。元気な根っこをちぎらないように、時間をかけて作業しました。

黒くなって腐っている気根は全てカット。


元気そうな根っこだけを残して、軽く水洗いしたものがこちら。意外と根っこはしっかりとしていて、少しホッとしました。

3号鉢が、根が収まるギリギリのサイズ。管理のしやすさ重視で『ネガミエル』を使用します。

用土はいつもの『プロトリーフの室内向け観葉・多肉の土』。うまく根っこが定着したら、この鉢でしばらく育てていきたいため、『マグァンプK(中粒)』も入れておきました。


用土を入れる際に意識したのは、気根の発根を促すため、気根を含めた根本部分が全て隠れるように深く植えたことです。

うまく気根が伸びて、定着してくれることを願います。
余計な微塵を洗い流し、『メネデール』を薄めた水をかけて植え替え完了。

根を守る『保温対策』
寒さから根を守るため、『保温対策』を行いました。
以前の記事にも書いた、『フルーツキャップ』を使った保温方法のバージョンアップ版です!
鉢にフルーツキャップを被せる際、プチプチを間に入れるというアップデート版。
やり方はお察しの通り、まずプチプチを巻いて、その上からフルーツキャップを被せるというやり方です。

この保温で少しでも発根し、復活してくれるといいなぁ。

【おまけ】見切り品でない『ドラヤキ』もついつい購入
同じホームセンターで、お手頃なアンスリウムも見つけてしまいました。
(2025年12月11日購入)
アンスリウム ドラヤキ
-Anthurium ‘Dorayaki’–

3.5号鉢に目一杯の葉っぱが展開していて、2,178円(税込)。
結構お手頃じゃないですか?
ドラヤキは既に持っているのに購入してしまいました。


用土が細かくて水はけが悪そうだったので、こちらも管理のしやすい用土に植え替えすることにしました。クリスタリナムを植え替えした直後だったので、12月だということをすっかり忘れていたようです…。

湿った細かい用土は、ボロボロと簡単にはがれます。


子株がたくさんついていたため、根っこと一緒に外せるもののみ取り外すことに。

結果、親株も合わせると4つに分けることができました。

親株は、おしゃれな陶器鉢へ。子株たちは、『クリスタリナム×クリスタリナム』が植わっていた鉢にまとめて植えました。

ドラヤキは、白い陶器鉢が似合いますね。




子株たちはまだまだ小さいので、一鉢管理でも問題なさそうです。


もちろん、保温対策も施しました。せっかくのかわいい鉢が台無しですが、冬を乗り切るため、、、我慢です!

この子達は、我が家でもっとも人が集まるリビングで管理します。

我が家は植物のために部屋を暖かくすることはないので、人がいない時は13度くらいまで下がりますが、しばらく様子を見ていこうと思います。

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